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蒼き革命のヴァルキュリアのストーリーがめっちゃ面白そう【序盤体験版の感想・評価】


序盤体験版をプレイしたのでレビュー&ストーリーの紹介していきます(´・ω・)ノ

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目次:

 

戦闘部分は改善の余地あり

戦闘システムは過去作である戦場のヴァルキュリアと比べると、シュミレーション要素が減ってアクションRPGっぽさが増しています。というか、今作はあまり戦略シュミレーション要素は無いですね。基本敵陣に突っ込んでバッサバッサと無双していく感じ。

銃が主体でリアル感のある戦車などミリタリー色が強かった戦場の~と比べると、今作は咒機(魔法で動くゾイドみたいなヤツ)が登場したり、剣や魔法の存在感が増していてファンタジー色がより強くなっています。前作までのミリタリー色の強いS・RPGを期待していた人にとっては残念な変更かもしれません。

体験版で遊べる序盤の殆どがイベントシーンで実際にプレイできる戦闘はせいぜい20分弱なので評価が難しいところですが、アクション要素も戦略要素もどちらもやや中途半端に感じました。

アクションとしては、中途半端に行動ゲージなるもの(貯まらないと攻撃できない)があったり、素早く敵と距離を詰めるダッシュが無かったり、ガード移行モーションが速すぎたり、ガード時でも移動速度が低下しないので常にガードしている方がお得だったりと全体的に詰めが甘い印象を受けました。

コマンドパレットを開いている間は時間が止まるので、ゆっくり技の範囲や方向、銃撃の対象を選べる等の要素もアクションとしては緩く作られています。

かといって、ストラテジーゲームのような要素も薄く特に戦略を考える部分もないので、キャラが強くなるとゴリ押しが通用しそうな雰囲気。

逆の言い方をすれば、割と単純明快なゲーム性なのでライトユーザーには良いのかもしれません。

良くも悪くもこれまでのゲーム性とかなり違うので、新規プレイヤーと既存のシリーズファンで評価が分かれそうです。

難易度に関しては最初にeasyとnormalが選べ、ノーマルを選んでも最近の和ゲーに多いヌルゲー仕様でしたが、最初のステージなので今後は難しくなっていく可能性もあり今の時点では何とも言えません。ぜひ製品版は歯ごたえがある難易度でお願いしたいですね(´・ω・`)

 

ストーリーは面白そう

製品版も体験版のような感じの構成だとすると、イベントパートがかなり長いので(体験版プレイ時間の8割がイベントシーン)ストーリーにハマれないとキツい可能性があります。

幸い、ストーリーは凄く先の気になる展開で今のところ面白そうな雰囲気です。序盤の掴みとしてはいい感じですね。どちらかと言えば、今回のはストーリーを見せる体験版だった印象が強いです。

 

では、ストーリーについて簡単に解説していきます。

 

まずは、蒼き革命のヴァルキュリアの世界観

世界観 人類を戦いの歴史へと誘った「蒼き革命」
 18世紀半ば,謎多き蒼き鉱石「ラグナイト」から,さまざまな魔法的効果を引き出す術が発見される。
 その術は「咒術」と呼ばれ,行使できる人間は「咒術師」として崇められた。

 それからおよそ1世紀後,世界に“革命”が起こった。
 聖暦1837年,「咒術」を誰にでも扱えるようにする機械「咒構」が開発されたのだ。
 「咒術」は「咒工業」として工業化され,人々にさまざまな恩恵をもたらすこととなった。
 この「産業革命」は,その源である「ラグナイト」になぞらえ,後の世で「蒼き革命」と呼ばれた。

 だが,「咒工業」の導入による産業と社会構造の変革は,人類の歴史をその資源たる「ラグナイト」をめぐる“戦いの歴史”へと変えさせることにもなった。

――力を持つ者が奪い,支配する「帝国主義」時代の幕開けである。

 

物語 かつて,奇跡の解放戦争と呼ばれる戦いがあった―

 聖暦1853年10月4日,後に「奇跡の解放戦争」と呼ばれる戦いが幕を開けた。
 小国「ユトランド王国」が突如,ヨーロッパ五大列強の一角たる「ルーシ帝国」に宣戦布告。かつてユトランドの地であったルーシ領・モルダの前線基地を急襲したのだ。

 その背景には,ブリタニア,ルーシ,フランセーズ,ハプストリアの列強四帝国による,ユトランドへの言われなき経済封鎖の圧力があった。
 植民地にこそされていなかったものの,およそ1年間にも渡ってユトランドは後の世に言う「BRuFH(ブラフ)包囲網」に苦しめられていたのである。

 強大なる帝国に対し,小国が仕掛けた戦争はあまりに無謀とも思えた。
 ところが,隊長アムレート・グレンケア率いる精鋭部隊「ヴァナルガンド」の活躍により,ユトランドは思いがけない善戦を見せる。
 破竹の勢いで属領を解放する「英雄」の姿に,小国の民は熱狂した。

 植民地支配からの解放を掲げ,戦争を勝利に導いた5人の若者たち。
 だが,彼らは英雄などではなかった。復讐という私怨のために国を巻き込み,大いなる戦争へと導いた「大罪人」だったのである。
 戦後彼らは,戦争を主導し,王女を謀り,国民を欺いた罪で裁かれ死罪となった。

 歴史は彼らをこう呼んでいる。「五人の大罪人」と――。

ゲームの舞台は異世界ファンタジーですが、ヨーロッパの名前はそのままだったり、ブリタニアやユトランドは実際に存在する地名・国名だったりします。ゲームのは実際の国とは別だと思いますが、モデルになっている可能性はあります。

まぁ、タイトルの『蒼き革命』の内容が産業革命そのものなので、おそらく植民地支配が盛んだった第一次世界大戦あたりがモデルになっているんだと思います。ブラフ包囲網とか経済封鎖とかいった言葉も出てくるし。

 

ゲームの始まりは終戦から100年後の世界で、大罪人の墓の前で歴史学者の女性とその生徒の会話から始まります。

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歴史の裏に隠された大罪人達の真実を、先生が生徒に語る形で物語が進行していきます。

後世に伝えられた歴史では私利私欲のために戦争を引き起こし戦犯として処刑されたことになっている5人の大罪人ですが、彼らの真意は何だったのか本編で明らかになっていくのでしょう。

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大戦犯として処刑された五人の大罪人

結構ストーリーゲーっぽいので、発売後は中盤以降のシナリオで評価が大きく変わりそうな気がしますね。

セガが鬱エンド批判に日和ってラストは五人を処刑したと見せかけて姫が逃がし、100年後の世界で大罪人の子孫っぽいのが出てくるみたいな終わり方は嫌だなぁ…。

(ある意味)バッドエンド確定のラストに賛否ありそうですが、個人的には、一部の人がひっそりと彼らの名誉を守り今も真実を後世に伝えているという方が物語として綺麗だとは思います。甘んじて大罪人の汚名を受入れたって言ってるのに、実は5人とも生きてましたって何かシラけるし。

 

主要キャラの簡単な紹介

体験版に出てきた主要人物を何人か紹介します(´・ω・)ノ

 

アムレート・グレンケア

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後に大罪人と呼ばれる5人のうちの一人で、本編の主人公。

見た目通り沈着冷静なクールキャラで、不殺タイプの主人公ではなく結構ドライな性格をしています。

 

オフィーリア・アウグスタ・ア・ユトランド

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頭がユトってるユトランド王国のお姫様。ズレた感覚のお花畑感がプレイヤーをイライラさせるキャラですが、他のキャラからそのことを指摘されたりするので、おそらく意図してそのような平和ボケした描かれ方をしているのだと思います。戦争を通じて成長していくという立ち位置なんでしょう。

 

ゴドー・ヴィルフォルト

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お姫様の側近で、不審な行動を取る主人公を早い段階で疑っており、頭が切れそうな印象。お姫様の付き人をやっている可愛い妹がいる。

 

総評

ストーリーは惹き込まれる部分があるが、戦闘パートに関してはやや微妙…。

製品版を購入したら、また改めてレビューしたいと思います。

それでは(´・ω・)丿