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俺ガイル2期 最終話 由比ヶ浜結衣の依頼の意味とは? 賛否の別れた最終回の解説・考察


色々物議を醸したアニメ「俺ガイルの最終回」ですが、個人的には良かったのではないかと思いました。

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雪ノ下の最後の依頼ってなんだろう(´・ω・`)

 

これが「俺ガイル」という物語自体の終わりであれば、確かに中途半端な最終話かもしれません。

しかし、まだ原作は続いており、何の答えも出ないという終わり方は、あくまで物語の終わりではなくアニメの最終話ということだからです。

原作が終わっていない以上はアニオリENDか、未完の原作の再現しか選択肢がないわけで、アニメは後者を選択したのだろうと思います。

 

本題に入りますが、登場人物が何一つ具体的な言葉を使わずにこれからの奉仕部の未来を語り、視聴者を混乱に陥れた最後の3人の問答について、検証・考察してみたいと思います。

 

由比ヶ浜の台詞

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「あたしは全部欲しい。今も、これからも。あたし、ずるいんだ。卑怯な子なんだ。あたしはもう、ちゃんと決めてる。もしお互いの思ってることがわかっちゃったら、このままっていうのもできないと思う。あたしたちの最後の依頼は、あたしたちのことだよ。
ゆきのんの今抱えている問題、あたし答えわかってるの。たぶんそれが、あたしたちの答えだと思う。それで、あたしが勝ったら全部もらう。

ずるいかもしれないけど、それしか思いつかないんだ。ずっとこのままでいたいなって思うの。どうかな?」

 

この由比ヶ浜の台詞はいくつかの解釈ができます。

 

由比ヶ浜が言う「全部欲しい」とは、①「八幡も雪乃もどっちも欲しい、つまりお互いの八幡への恋心は胸にしまってこれまで通りの奉仕部での関係を続ける(八幡が言う欺瞞・偽物の関係)」という意味。

もしくは、②「雪乃とこれまで通りの友達関係で居る事と自分(由比ヶ浜)が八幡と恋人になることの両立」

ただ、八幡と付き合えることが前提の②だと由比ヶ浜の性格を考えると傲慢過ぎる気がしますし、この後の「私は、それでもかまわな…(構わないと言おうとして八幡に遮られた)」という雪乃の台詞から①の意味の方が正しいという気がします。

 

「お互いの思ってること」とは①「雪ノ下と由比ヶ浜どちらも八幡を好きだという気持」もしくは、②「雪ノ下と八幡のお互いの気持ち」

由比ヶ浜の八幡への気持ちは今更解説するまでもないとして、雪ノ下と八幡は互いをどう思っているのでしょうか。

11話の保健室のシーンや12話でのチョコレート作りのシーンでの雪ノ下と八幡の反応を見る限り、互いを恋愛感情として意識しあっていることが伺えます。

 

 

上述した由比ヶ浜の台詞は解釈が複数あるというのが厄介なところですね。

 

自分も色々気になって色々な考察を見て回ったのですが、個人的にこれが解釈として正解なんじゃないかという書き込みを見つけたので紹介します。

 

以下は2chの書き込みより

 

結衣はこのまま八幡と雪乃と3人で欺瞞の関係を続けていくことを望んだから
結衣は告白を断念し雪乃にも八幡を諦めさせて勝てば奉仕部の関係を全部もらいたいという意味でいいの?

何ひとつ具体的なことを言わないのはそれを言ってしまえば結衣と雪乃は両方とも
八幡のことを好きなのが確定してしまってこの欺瞞の関係は続けられなくなってしまうから。


雪乃は暗に由衣から「私は八幡を諦めるからあなたも一緒に諦めて」と言われたから驚愕しているんだよね?

結衣が言う私たちの最後の依頼とは今までの奉仕部が受ける最後の依頼ということであって、結衣は奉仕部もとい雪乃に対して現状維持という依頼をし、雪乃がそれで八幡を諦めれば現状維持という依頼は達成されると結衣はわかっているので、その場合勝者は必然的に結衣になると。


結衣が渡した手作りクッキーにはまぎれもない本物の恋心が込められていたけど
欺瞞の関係を壊さないために現状維持がしたくて自らの恋心も封印すると決めていたからせめてもの悪あがきに最後「お礼」という欺瞞の形をとって自らの思いの象徴を渡したと。

しかし、八幡がそんな欺瞞の関係を否定することは結局結衣としてもわかっていたことで、結果的に雪乃に恋を成就させるチャンスが生まれ結衣は雪乃の恋をアシストしたことになる。

ただ、それをもって雪乃ルート確定というのはまだ時期尚早であって、あくまで八幡が否定したのは3人が恋心という本物を隠し続けてきた今までの奉仕部という欺瞞であって、八幡が結衣の現状維持という欺瞞を否定したことで結衣にも告白のチャンスが正式に生まれ出された。
八幡の本物がほしいという依頼はまだ達成されておらず八幡にとっての本物はまだどれかわからない。

 

-引用ここまで-

 

これについても、あくまで一視聴者の考察でしかないので、本当のところは原作者にしかわかりません。しかし、中々真を付いている考察ではないでしょうか。

新発見があれば、追記します。ご意見もお待ちしております(・ω<)