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【レビュー】討鬼伝2が中々面白い!感想・評価【PS4・VITA版】


製品版を買ったので、ぼちぼちプレイした感想書いていきます(*・ω・)ノ

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ちなみに管理人はPS4版の方を買いました。

 

目次:

 

オープンワールド化

評価:★★★☆(3.5/5)

オープンワールド(以下OW)と銘打っていますが、どちらかと言うとシームレスマップという感じで残念ながらスカイリムやフォールアウトのような細部まで作りこまれた本格的なものではありません。

しいて例えるならば、ドラゴンズドグマのようななんちゃってOWといった感じですね。広さ自体はそれなりにあり、崖等の高低差もしっかりあります。

前作の安の領域や戦の領域等がシームレスで繋がっているので歩いて全ての領域間を移動できます。

 

最初から全てのエリアに行けるわけではなく、領域間に門のようなものがありストーリー進行度で開放されるようになっています。

領域ごとに雰囲気がガラっと変わることと、各領域間の繋がりが門ということもありややOW感を損ねてしまっているのが残念ですね。

無双マップのデカいのが幾つも門を隔てて繋がってるみたいなイメージです。

 

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よくあるマップを広く見せるために移動速度が遅くてストレスが溜まるというような仕様もなく、鬼疾風という通常ダッシュの他に超スピードでマップを駆け抜けるという移動方法も用意されているので移動はかなり快適です。

鬼疾風やダッシュで段差や障害物を自動で飛び越えたり出来るなど、初期の体験版より移動が快適になっています。

OW系のゲームでよくある転落死という要素はありません。高いところから飛び降りても大丈夫です。

 

マップは自由に散策できますが、拠点で受けられる御役目(モンハンでいうクエストのようなもの)は門をくぐると自動で発生し、達成すると、従来の討鬼伝のように自動で本拠地に戻る仕様もあり、一部OWと相性が悪いといいますか、噛み合っていないシステムも散見されます。

※追記 以前はストーリークリア後の上級の鬼は任務でのみ戦えましたが、フィールドマップの難易度変更機能が追加されたので、クリア後は上級の鬼とも散策中に遭遇、戦うことが可能になりました。

 

戦闘ももちろんシームレスですが、マップを散策中に大型の鬼と遭遇するとBGMが変わり戦闘可能エリアを示すサークルが出現、その中で戦闘をすることになります。

サークルに向かって走り続けると簡単に戦闘エリアを離脱することが可能です。

このあたりもOWというシステムとは若干噛み合っていないように感じました。

ただ、コレに関しては、完全に自由にフィールドを移動して戦闘を行えると、大型鬼を崖や岩などの地形に引っ掛けハメて倒すということが出来てしまうので大型鬼との戦闘がメインのゲームとしては仕方のない仕様といえます。

FOやスカイリム等の完全OW・RPGやダクソ等でもこういった問題は解決できてません。ダクソもボス戦だけは霧で戦闘エリアが仕切られますし。

 

 

戦闘・アクション

評価:★★★★(4/5)

基本的にモンハンライクな前作をベースにしたものになりますが、武器の種類や新アクション、御霊のスタイルがさらに増え、鬼の手という新要素も加わり大幅にパワーアップしています。

鬼の手は戦闘で鬼を攻撃・拘束する以外にも、木や岩を掴んで立体機動するなど様々な使いみちがあります。

フリーダムウォーズのイバラをイメージしてもらうとわかりやすいと思います。

 

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勿論、200以上のミタマを組み合わせてスタイルやスキル同士のシナジーを考える楽しみは健在です。ミタマのイラストやボイスは全て新規で作りなおされています。

新スキルの追加や逆に前作にあったスキルの廃止もあり、前作に登場したミタマであっても新鮮な気持ちで楽しめます。

ミタマのスタイルが前作から変わっているものも多いです。ヤマトタケル攻→迅、アマテラス空→迅等。

 

難易度に関しては簡単だと思います。

正直、ダクソ等をやっているヘヴィゲーマーだと簡単過ぎてちょっと物足りないかもしれません。ライトユーザーにはちょうどいいかも。

ただ、まだ序盤~中盤なので上級や極級(あるかわかりませんが)は難しくなるかもしれません。

あと、前作よりNPCが攻守ともにかなり強く、弱い大型鬼なら見ているだけでも倒してしまいます。

※追記 クリアしました。6章ストーリークリアまでの段階だとライトユーザー層でも難なくクリア出来る難易度です。

 

ちなみにシリーズ初の人は武器は槍がおすすめです。

難しい操作がなく高めのDPSと、突き、打撃属性の攻撃が可能で槍衾で突進をカウンター出来る万能武器です。

逆に銃はただ撃つだけでは弱く、真価を発揮するには霊脈狙いや偏差射撃等の難しい操作が必要な上級者向けの武器なのであまりオススメ出来ません。というか、銃は今回どう使っても最弱かも。

新武器のムチはかなり強いらしいです。

 

 

ストーリー

評価:★★★★(4/5)

やや最後が駆け足ぎみだったものの、中々面白かったです。

ネタバレになるのでここで詳しくは語りませんが、前作の極のような時間を越えた鬼との戦いを描いたややSFテイストな内容になっており、ラストの日本神話の戦いを再現したような展開は中々胸熱でした。

ラスボスは大方のプレイヤーが予想しているであろうアイツです。

最後の戦いが最初の場面と繋がるところはおお!って思いました。

前作のストーリーが好きだった人は今作のストーリーも好きだと思います。

思念を具現化するという鬼の手の設定がちょっと便利すぎるというか、ご都合主義的なものを感じなくもないですが(笑)

前作から一新された新しいキャラクターたちも魅力的です。あと、心なしかキャラデザが前作より目が大きくなってアニメ調になったような。

 

 

キャラクリ・キャラメイク

評価:★★★★★(5/5)

キャラメイクは前作より大幅に進化していてかなり細かく弄ることが出来ます。

目や鼻、輪郭等をパターンから選び、さらに幅や大きさ、角度等を細かくいじっていく感じです。しいて言うならファンタシースターに近いシステム。 

髪型や顔パーツの種類はかなり多い上に細かく微調整出来るので、GEやモンハン等の狩りゲーと違い他人のキャラと被るということがないのが嬉しいです。特に髪型は70種類以上あります。(分け目等のパターン違いも入れれば100種類以上)

現状のキャラメイク可能な和ゲーとしてはトップクラスの水準だと思います。

 

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ダークソウルやフォールアウトのようなリアル系ではなく無双系の2.5次元系(アニメでもないけど、リアルでもない)でパターンを選んでから調整するタイプなので簡単にイケメン・美女を作れます。

センスが無くて毎回キャラクリで頓挫するという方でも大丈夫な親切仕様。

 

ゲーム開始後でも、髪型・化粧・装飾品を変更することが出来ますが、それ以外は変更不可なので後悔しないようにしっかり作りこんだほうが良いでしょう。

特にデフォルトだとやや頭が大きい気がするので気持ち小さくした方がいいかも。

 

某掲示板で美男美女を見つけてきたので参考にして下さい。

こんな感じのキャラが作れます。

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2chのキャラクリスレより

 

 

PS4版とVITA版どっちが買い?

ゲームの内容は全く同じ、グラフィックやロード時間以外は何も変わらないので体験版をプレイしてどちらか気に入った方を買うのが良いと思います。

あとタッチパネルの有り無しによる操作性や外でプレイできる携帯性の違いですね。

ただし、VITA版もPS4版と比べロード時間や動作の快適さはそこまで大差無いのですが、グラフィックに関しては大差あります。

討鬼伝2のVITA版のグラフィックは極より劣化しています。OWでデータ量が大きくなった弊害でしょうか、キャラや防具の質感、背景など明らかに前作と比べると見劣りします。

とはいっても、前作の極がVITAとしては最高峰のグラだったので、今回2の劣化VITAグラでもGE等よりは綺麗です。

ちなみに引き継ぎ特典は前作をVITA版で購入していてもクロスセーブ機能を使ってPS4でも手に入れることが可能なので安心して下さい。勿論、その逆も可能です。

個人的には外でプレイする予定がなければPS4版をオススメします。

(PS4はオンラインが有料なのでそこだけ注意。既にハードを持っている方はご存知だと思いますが、念のため。)

 

 

総評

総合評価:★★★★(4/5)

前作から大幅に方向転換してOWゲームとなった本作ですが、総合的には中々面白いんじゃないでしょうか。

これといった大きな問題点も無く、前作のファンや無双等のコエテクのゲームが好きという方なら普通に楽しめる良作になってます。※進行不可能等の深刻なバグは発売日のパッチで修正済み

 

賛否あるOW化ですが、個人的にはいわゆる狩りゲーという古臭いステージ制アクションゲームの枠から出て、OWのARPG方面に舵を切ったのは英断だったと思います。

初の試みということで作りこみが甘い部分も多々ありますが、今後はもっとマップを作りこんでOWと親和性の高いシステムを盛り込んでいけば、コーエーテクモの新しい顔となれるポテンシャルを秘めているのではないでしょうか。