体験版をクリアしたのでレビューしていきます。
ニーアオートマタは以前発売された『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』の実質続編となるアクションRPGです。世界観や雰囲気は似ていますが、共通の世界ではないようです。
アクションの出来は良い
体験版をやった限りでは結構面白いです。
スクエニだけあって、グラフィックは◎、操作性は良好、モーションも独特でカッコイイ。
本作のジャンルは完全なアクションRPGで、ライト向けのなんちゃってアクションではなく本格的なアクションバトルです。ノーマルモードでもそこそこ歯ごたえがある上、さらに上の難易度にハードとベリーハードがあるので、ヌルゲーお断りのアクションに自信ニキでも楽しめると思います。
ただし、ライトユーザーへの配慮もしっかりあり、最も簡単なイージーモードではオートバトルがあるのでとんでもなくゲームが下手という方でも恐らくクリア出来るのではないでしょうか。まぁ、このあたりはいくら何でもゆとり過ぎるだろ…と、賛否ありそうですが。
武器は同時に二種類の武器を装備することが可能で、□ボタン(弱攻撃)△ボタン(強攻撃)に割り当てる他、R1でポットによる銃撃もあります。
体験版で使える武器は、小剣・大剣・拳の3つだけですが、生放送でコラボ武器のひのきの棒やエンジンブレード等を使用していたので、他に色々な武器が用意されていそうです。
武器の数は、これまでの情報やトロフィー的におそらく【小型剣】【大型剣】【槍】【ナックル】(素手含む)の四種×各10の計40が有力。
上のはチップによる衝撃波とエンジンブレードの専用エフェクトですね。
初期武器である白の契約と白の約定が日本刀と大型の太刀とようなデザインでやたら格好良いので、製品版でも自分はこれを使いそうです(笑)
敵が大量にプラズマボールみたいなものを撃ってくるので、弾幕シューティングっぽい要素もあります。この弾は回避するか、近接攻撃・銃撃などで破壊することが可能です。
ステージでは基本TPS視点(キャラを後ろから見る視点)で進めていきますが、所々で強制カメラ固定の横スクロールや真上見下ろし画面になったり、近接攻撃不可能な超巨大ボスとのシューティングゲームになったりと多彩なバトルが用意されています。
このあたりはユーザーによって賛否あると思いますが、メリハリがあって個人的には嫌いじゃないです。ただ、カメラが引く際はもう少しキャラに近いほうが良いのではと思いました。正直、キャラが小さすぎて見にくいです。
操作自体はシンプルですが、アクション面に関しては中々幅が広く、普通に面白いです。
ただ、銃撃が近接攻撃と同時に行えて弾切れやデメリットが無く撃ち得(R1ボタン押しっぱなし)になっているのでクールタイム等があった方が良いかとも思いました。
ニーアオートマタはアクション・RPGということでレベルや成長要素があるみたいでチップを入れ変えてキャラ性能を変化させたり、初期装備では機銃を撃つポットを変更したり等も出来るようでそれも楽しみですね。
マップはオープンワールド?シームレス?
マップはオープンワールドを謳っていますが、OWというよりダクソシリーズのようなローディングを挟まないシームレスマップという感じです。
(最近OWという言葉を気軽に使い過ぎでは…シームレスとOWは違うと言いたい)
MAP構造は結構入り組んでいて高低差があり、ショートカットやよく見ないと分からない隠し通路的なものもあるのでマップ探索は中々楽しいです。
世界観にこだわりがあるようで、彩度を抑えた退廃的なセピア調のフィールドが美しい。
広さに関しては未知数なので、製品版が出てからの評価になります。
主人公の2Bは可愛いくてセクシー
プレイヤーが操作する主人公は戦闘用アンドロイド・ヨルハ二号B型、通称2Bです。
まず2Bの3Dモデリングが素晴らしい。和ゲーって2Dイラストは良いのに3Dは微妙…っていうの割と多いと思うんですが、このゲームに関しては2Dイラストを3Dモデルが凌駕しています。
むしろ、3Dで動いているところを見ないと2Bの魅力は伝わらないんではないでしょうか。
レザーっぽい光沢のある質感のニーハイブーツとか、動くたびにスカートの間からチラッチラッと見える白いパンt…レオタードとか謎の目隠しとか口元のほくろとか、クリエイターのフェチズm…こだわりが随所に感じられるモデリングです。
台詞がクールでキツそうなのに情に熱かったり、仕草も格好良さと可愛さが同居していて素晴らしいです(`・ω・´)b
軽くネタバレになりますが、この自爆endのストーリーは体験版だけのものなのかな?2B死んだら物語終わっちゃうし。ストーリーに関しては最序盤の体験版だけでは評価できないので製品版が出てからになりますね。
総評
体験版に関しては85点。アクションも世界観もグラフィックも良く期待度の高いゲームです。まだ発売は先ですが、恐らく買うと思うので製品版をプレイし次第、詳しくレビューします。