ついに物語シリーズ・ファイナルシーズン 終物語 しのぶメイルが始まりましたね(*・ω・)ノ
今回は鎧武者の正体と忍野忍と初代怪異殺しの関係に迫っていきます。
内容的には、鬼物語2~3話で語られたものになります。
既に過去に地上波で放送された鬼物語・しのぶタイムを見ている方はネタバレでも何でもないですが、まだ見ていない方はネタバレになってしまうので注意。
忍の昔語りは絵巻物風に語られますΣ(´・ω・`)斬新!(単に手抜き?)
鬼物語・しのぶタイムのあらすじ
忍は暦に「最初に言っておくが、嫉妬するでないぞ」と念を押す。
400年も前の事、オーロラを見たかった忍は最初は南極にいたが、南極には当然人はおらず、人が居なければ怪異の目撃談も当然無く、次第に怪異としての存在を維持することが出来なくなっていた。
そこで、忍は人を求めて南極から大ジャンプで脱出した。
(忍曰く南極大陸が壊れるんじゃないこというほどの衝撃だったとのこと)
そして、たまたま着地したのが日本だった。
着地したのが湖だった為、その反動で湖が弾け水が天高く舞い上がり、周りの土地に雨となって降り注いだ。
その周りの土地は日照り干ばつで苦しんでいたらしい。
忍が起こした奇跡を偶然に目撃した土地の人々が忍を神と崇めた。
忍曰く、その湖は土地の人間に信仰されており、湖から突如人が爆誕…神が顕現したように見えたのだろうと。
その後も忍は人の望むままに周りの雨雲を集め雨を降らし、神様としての仕事を続けていた。
神として崇められている忍は衣食住には困らなかった。
そして、湖の跡地に寝床を作り、そこに住み着いた。
忍自身も知らなかったことだが、村人たちに怪異・吸血鬼としてではなく土地の神として認知されてしまった為に怪異としての存在、エネルギーは一向に回復しなかった。
ある日、噂を聞きつけた侍が村を訪れた。
その男こそ初代怪異殺しである。
初代怪異殺しは大小二本の刀を携えていた。
長い方が怪異殺しの妖刀『心渡』
短い方が怪異生かしの小太刀『夢渡』
である。
初代怪異殺しは忍を狩りに来たわけではなく、様子を見に来ただけだった。
定期的に様子を見に来ては話をして帰っていく。たまに一緒に妖怪退治をしたりした。
しばらくして、突然人が消えるという出来事が起こり始める。
しかし、忍は特に何もしなかった。
それが続き、気付いた時には周りの村の人がすべて消えていた。
近くの村をすべて周り、ひとつのことが分かった。
忍を知っていたかどうかの境界線で、村の人が消えている。
本来忍はキスショットアセロラオリオンハートアンダーブレードという存在は怪異を集めてしまう。
一か所に止まり続けてはいけないのだ、怪異のバランスを崩してしまうために。
しかし、長くとどまっている今の地で、何も起きなかった。
それ自体がおかしいことに忍は気付かなかったのだ。
初代怪異殺しが訪ねてきた。
部下が全員消えてしまい気付けばひとりになっていたらしい。
初代怪異殺しと忍は周囲を調査して回った。
調査し終えかけたときに『それ』は現れた。
黒い塊『くらやみ』と呼ばれるもの。
『くらやみ』は忍を飲み込もうとしたが、体のほぼ3/4を呑まれ失いながらも南極に逃げることが出来た。
そして、初代怪異殺しも暗闇に呑まれた。
忍を掴んだ右手だけを残して。
久しぶりに南極で味わう100年ぶりにもなるくらいの孤独感に忍は苛まれた。
吊り橋効果というものがある。人は危機を迎えると恋に落ちやすくなるという。
窮地に陥ったドキドキを恋によるドキドキ感と錯覚し、子孫を残そうとするためだという。
忍は唯一残された初代怪異殺しの右手を噛み血を吸った。
吸血衝動ではなく、眷属を創り出すために…。
そして、1人目の眷属(けんぞく)として初代怪異殺しは復活した。
吸血鬼として。
しかし、生き返った初代怪異殺しは心が暦ほど強くはなかったのだろう。
吸血鬼化させられた初代怪異殺しは怒ってしまった。
「この化け物が!よくも我々を謀ったな!」
神隠しも含め全ての出来事を忍の謀(はかりごと)だと考えたのだ。
混乱し錯乱し忍と対立したあと、太陽に身を投げ自殺した。
忍はそれまでなんとなく眷属を作っていなかったが、初代怪異殺しの死体が青く燃え上がり消えたのを見て、もう二度と眷属を作るまいと、栄養摂取以外の目的で人の血は吸うまいと誓ったのだ。
神に。
忍は神としても吸血鬼としても人間と上手くやることができなかった。
こうして鬼の独り語りはバッドエンドで幕を閉じる。
おしまい
悲しすぎる忍の昔語り。゚(゚´Д`゚)゚。
忍の言い回しから初代怪異殺しは忍の元カレみたいなものだったのかな。
この出来事は『終物語・しのぶメイル』に繋がっています。