今回は【冰気錬成】抜刀大剣を運用する上での最強の大剣は何かについて考えてみたいと思います。
大剣で強いと言われている武器の中からいくつかピックアップし、抜刀斬りの威力、それ以外(真溜め斬りやタックル等)での威力に分けて考察していきます。
抜刀大剣がそもそも何なのか分からないという方は詳しくはこちらの記事を先にご覧下さい。
モンハンワールド・アイスボーンの近接武器は、攻撃力の高い武器は会心率、あるいは切れ味が低く、会心率や切れ味の高い武器は攻撃力が低いという傾向があります。
追記:
覚醒武器の登場ですべての生産武器は過去のものとなってしまいました…。
今回比較に用いる武器は特に強いと言われている
輝剣リオレウス 1296+火390 会心25%
大鬼金棒 1488+雷180 会心-15%
無相法身ー不動ー 1344(無属性)
滅鬼の凶器 1344+龍240
の4つになります。
属性値は計算がややこしい上、大剣の場合影響が少ないので今回は無視し物理部分のみで考えます。
特に有望そうなのはリオレウス大剣とラージャン大剣(棍棒)
輝剣リオレウスは素の会心率が25%と非常に高く、匠を使うと紫ゲージまで出すことが可能で素の攻撃力も高めと恵まれた性能の大剣です。
さらに会心カスタムをすることで会心率を35%と見切りLv7と合わせることで75%と非常に高い会心率を実現することが出来ます。
これに挑戦者や弱点特攻を合わせれば条件次第で会心率100%も実現可能で抜刀攻撃だけでなく真溜め斬りの威力も考える場合は最有力候補となります。
抜刀攻撃のダメージ期待値がno. 1である大鬼金棒と比較すると、抜刀攻撃では金棒に負けるものの真溜め斬りの威力では大鬼金棒を超えます。
他にザルファシュレッダーⅡやヒドゥンブレイズⅡ等も最強候補として名前が上がりがちですが、切れ味に難があり達人芸前提であったり回復カスタムを積めない等、他と同じ条件での比較がしづらいので今回この二つは比較対象にはしません。
カスタムやスキルを一切考慮しない単純な武器単体での攻撃力期待値はリオレウス大剣になり、抜刀攻撃のみでの期待値の話だとイヴェルカーナ装備についてくる抜刀術【技】で容易に会心率を100%に出来てしまう関係上、攻撃力が最も高い大鬼金棒が最強になりますが、スキルの兼ね合いや立ち回りで武器の強さは変わってくるので抜刀攻撃で立ち回りながらチャンスタイムにはしっかり真溜め斬りを当てていくという抜刀攻撃以外の威力も考慮した戦闘スタイルを前提に考えていきます。
対等な条件での比較とするため両者ともに会心回復カスタム、スキル構成は抜刀大剣ビルドで必須となるイヴェルカーナ4箇所「冰気錬成」と抜刀術【技】Lv1~2(抜刀攻撃での会心が100%になるLv)、見切りLv7、超会心Lv3(会心ダメージ1.4倍)、匠Lv4、挑戦者Lv1とします。
武器のスロットだとラージャン大剣が優れますが、輝剣リオレウスは抜刀術【技】を一つ抜いても会心率を100%に出来るためその分は相殺されると考えます。
それでは、実際の攻撃力を数字で比較してみましょう。
抜刀術【技】が適用された会心率100%の抜刀攻撃の場合(攻撃力×会心倍率×切れ味ゲージ補正×無属性強化)
切れ味ゲージの補正は白ゲージを基準にすると紫はおよそ+5%なので1.05倍として計算します。
輝剣リオレウス 1296×1.4×1.05=1905
大鬼金棒 1488×1.4=2083
ラスボス大剣 1344×1.4×1.05×1.05=2074
ネルギガンテ大剣 1344×1.4=1881
抜刀攻撃力に関して言えば、大鬼金棒はリオレウス大剣を9%強も上回っています。
スキル枠を余分に食いますが、ラスボス大剣は無属性なので無属性強化で1.05倍を乗せることが出来、抜刀攻撃に関してラージャン大剣に迫る攻撃力があることがわかりました。
次に抜刀術【技】の会心率が適用されない状態での比較をします。
抜刀術【技】が適応されない場合は同条件だと、会心率はそれぞれ金棒40%、輝剣リオレウス70%、ラスボス大剣とネルギガンテ大剣は55%となります。
期待値=武器攻撃力×(会心ダメージ×会心率)×切れ味補正(紫の場合)×無属性強化(ラスボス大剣のみ)
輝剣リオレウス 1296×(1+0.4×0.7)×1.05=1742
大鬼金棒 1488×(1+0.4×0.4)=1726
ラスボス大剣 1344×(1+0.55×0.4)×1.05×1.05=1808
ネルギガンテ大剣 1344×(1+0.55×0.4)=1640
比較すると会心率が低い金棒も抜刀攻撃以外でリオレウスにはやや負けるものの、その差は僅か1%弱で大鬼金棒は真溜め斬りでもそれなりにダメージを出せることがわかります。
驚くべきは、実はラスボス大剣がダメージ期待値No1だったという事実です。
ただ、余計に無属性強化が必要で、匠Lv5でも紫ゲージが非常に短いため白ゲージに落ちると期待値は1721まで落ちてしまいます。それでも十分強力ですが…。
ネルギガンテ大剣は素の切れ味ゲージに優れる代わりに攻撃力の期待値は最も低いということがわかりました。
こうしてみると、抜刀大剣ビルドに関して言えば、切れ味を維持しやすく抜刀攻撃力が最も高い「大鬼金棒」かラスボス大剣の「無相法身」のいずれかが最強という結果になります。
リオレウス大剣(会心カスタム)は抜刀術【技】を抜き、武器自体の会心率35%+見切りLv7の40%に弱点特効等のスキルで抜刀攻撃以外の会心率を100%にすることも可能なので、真溜め斬りの威力と安定性をより重視したい場合はリオレウス大剣の選択もアリだと言えます。
後で検証して分かったのですが、リオレウス大剣は見切りLv7を積むよりも攻撃Lv4を積んで浮いた枠で見切りや弱点特効を積んだほうが強いことがわかりました。
ネルギガンテの「滅鬼の凶器」に関しては匠での切れ味補強が要らないというメリットはあるものの他と比べ攻撃力が低すぎるので最強候補には入らないでしょう。
結論として、「輝剣リオレウス」「大鬼金棒」「無相法身・不動」のいずれかであれば、切れ味なども考慮し好みで選んでしまって構わないでしょう。